患者さんから薬についての質問はとても多いので
今回はその質問について考えてみようと思います。
身体に良い薬は無い
病気には薬だが、臓器には毒である
だから副作用の無い薬はない!
そう考えると、たくさんの薬を服用している方は、
ある程度の副作用は覚悟しなければなりません。
よく「あの先生は薬も出してくれない」怒っている方がいますが
ドクターは無駄な薬を出したほうが売上になるのですから
理由をつけて多くの薬を出したいものです。
「無駄な薬を飲んで身体に無理をかけたくない」と言うドクターの
優しさが理解してもらえてないようです。
出された薬の効果について無関心な方が多いです。
”薬の効果はどうですか?”と聞くと
「効果は出てるか分からない?」と答え
”どのくらい服用しているのですか?”と聞くと
「1年くらい飲んでる」と答える
”先生は薬を変えようとか言われないのですか」と聞くと
「先生は何も言わないので、そのまま飲んでる」と答える。
ドクターは神様ではありません。
ドクターは血液検査やレントゲン検査などで体の状態を把握する
ことはできますが、
どのような症状が出ているのか?
薬を服用したらどのような変化が出たのか?
治療を始めてからどのような変化が出てきたのか?
患者さんの感じる違和感や気分を把握することは
患者さんから話してもらわないと分かりません。
ですから患者さん自ら些細な事でもドクターに伝えることが
大切です。ドクターもその情報が病気を理解していくのに
大きなヒントになります
ドクターが様子を聞いて来なければ、自らドンドン身体の状態を
話すべきです。もしドクターが話を聞いてくれなければ、それは
あなたの病気を改善させる気がないということです。
ドクターが知りたいのは変化
患者さんの中には「何を聞いたらいいか分からない?」
「のんなことを先生に質問したら申し訳ないのでは?」
などを気にしてドクターに話せないという方がいますが
治療していく中でドクターが知りたいのは変化です。
外科的治療なら手術などでしたら、術前と術後ではどんな
変化が出たのか?
内科的治療なら薬を服用してどのような変化がでたのか?
その変化を伝えることで、自分自身でも自然と疑問が沸き質問になります。
薬を服用して変化した
薬での変化で、まず確認することは
- 服用している薬は即効性のある薬なのか?
- 服用している薬は結果が出るのに長期間かかるのか?
- 服用している薬は服用することで症状を安定させているのか?
- 服用している薬は症状が安定したら服用を止めてられるのか?
薬の効果がどのように出てくるかを知ってから、薬を飲みましょう
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