夜に寝られないのは何故か?

メンタル

ケース1

来院される患者さんの中で睡眠障害を訴える方がたくさんいらしゃいます。

  • 夜に寝つきが悪い
  • 寝ついても夜中に起きてしまう
  • 朝早くから起きてしまう
  • 寝ていても熟睡できない

上記のような睡眠に関しての悩みを抱えていらしゃいます。

どのような方が多いのか?

・年配者が多い

・仕事や運動をしてていない方

・真面目で神経質な方

・心配性な方

 

ケース2

ただ、逆に夜は眠くて何をしていても集中できずに起きていられない

テレビを見ていてもウトウトしてしまうし、ひどい時には食事をして

いても眠くなってしまう、いくら寝ても身体の倦怠感が取れないと悩まれて

相談する方もいらっしゃいます。

どのような方が多いのか?

・忙しく働いている方

・子育て中の方

・病気を患っている方

 

このように睡眠に関してはたくさんの方が悩みを抱えておられます

精神科のドクターも言ってまいたが「寝れなくて死んだ人はいない」

言うように、身体の調子が悪くなれば回復させるために必ず睡眠を

取ります。

 

寝られないということは、身体の調子が悪くない言い換えれば

元気いっぱいで体調は絶好調ということになります。

ただ寝られない時には頭の中で「いま寝ないと明日が辛くなる

寝ないと体調を崩してしまうのではないか」と考えてしまい

どんどん興奮して頭が覚醒していくのだと思います。

 

興奮していくと、寝るときに優位になる副交感神経ではなく

交感神経が優位になります。

そうなると、膀胱に溜まった少量の尿でも強い尿意を感じて

トイレに行きたくなり尿意を我慢できなくなります、当然のこと眠りも

浅くなり熟睡できなくなっていくことになります。

 

よく健康や長生きには7時間前後の睡眠をとったほうがいいと言われていますが

来院される患者さんに聞くと、92歳の女性で5時間、87歳の女性で4時間

86歳の男性で5時間寝れば問題がないという方もいらしゃいます。

ですから個々に自分の最適の睡眠時間は異なっているのだとおもいます。

自分の最適の睡眠時間=一ヶ月の平均睡眠時間(昼寝等も含む)

寝ている時間ではなくて、朝起きた時の「あー寝た!」という満足感が

大切だと思います。

 

 

以前に90歳くらいの方が「昔は寝られない悩みを抱えている人を聞いたことがない

みんなクタクタに疲れて目を閉じたら直ぐに朝だった」とおしゃっていました。

今は全ての物が便利になり過ぎてクタクタになってから寝るということが少なくなりました。

そう考えると”寝られない”というのは現代病なのでしょうか?

 

私は寝られない原因は

1、疲れて無いから寝れない

2,精神的に病んでいるから寝られない

この二つのどちらかの原因で寝られないのではないかと考えています。

 

睡眠に関しては皆さんいろいろな考えを持っていらしゃるので、別の機会に

お話しできたらと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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