たくさんの患者さんから話を聞いていると、身体は本当に
正直だと思わされます
年齢に関係なく、身体を動かしていれば動けるし、
身体を動かしていなければ若くても身体は動けなくなります
身体の正直なところは
- 筋肉は鍛えれれば強く固く大きくなり筋力がつく
- 骨は刺激を与えれば骨密度が上がり固い骨になる
- 身体の柔軟性は筋力を伸ばせば伸ばすほどついてきます
- 身体に刺激を与えれば必ず反応してくる
リハビリテーションも同じで入院中にリハビリ室で毎日1時間ぐらいの
リハビリをしても大した効果が出ないものです
リハビリの先生は、リハビリのやり方を教えてくれるので
病室に戻ってからもリハビリをやらないと、入院中は
ほぼ何もしていないでベッドで寝ているため
せっかくやったリハビリが無駄ではありませんが効果が
出にくい状況になります。
より効果を発揮させるためには
リハビリをやればやるほど効果はでます
リハビリをやらなければ効果も回復もしません
やり過ぎはよくあませんが、やらな過ぎは最悪です
患者さん本人がどれだけ努力したかがリハビリの効果として
出てきます
一人暮らしの方は、
誰にも頼ることが出来ないので力仕事から家事仕事まで全てを
自分一人でこなさなければなりません
全てを自分でするので緊張感を持った生活になります
ただ、現在は福祉サービスが充実しているためにサービスに
頼って生活を送っている方も多いです
家族と同居している方は
力仕事や家事仕事は家族で分担することができます
家での仕事量や緊張感は減ってしまいます
頼れる人が近くにいると面倒くさい疲れるという理由から
自分でもできるのに周りの人に頼ってしまう方が多いです
どちらの生活スタイルで生活していても、身体を動かして
いる方はいくつになっても自分のことは自分で出来るし
周りの人に頼って身体を動かしていない方は徐々に
自分のことが自分で出来なくなって行きます
よく患者さんの中に「もう年だから、あれが出来ない
これが出来ない」とおしゃる方がいます
ただ、考えてください。同じ世代、同じ年齢、同性でも
ピンピンした同級生もいれば、ヨボヨボの同級生もいます
ピンピンな人とヨボヨボな人では何が違うのでしょうか
それは身体を動かしているかどうかの違いだけです
身体は正直にその違いを結果としてだしてきます
身体だけではありません、頭も同じです
いくつになっても、自分のやるべき仕事のある人は
その役割を果たすために頭で考え行動をしているので、
緊張感がある生活になります。
そのような頭の使った生活を送っている方と、毎日
変化のない頭を使って考える生活をしていない方では
話をしていても、頭を使っているのかいないかで
その受け答えに歴然とした差が出てきます。
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