運動は健康維持のためには大切なので、みなさんも何か始めようと考えて
おられます。しかし、来院される患者さんの負傷原因は
「運動を始めてから症状が出てきた」と訴える方が多いのも事実です
勿論、運動をする事が悪いのではなく運動した量が悪いのです。
自分の理想の運動量を知るには
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オーバーワーク(使いすぎ)サインを知る
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一年間、毎日、継続できる運動量から始める
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症状が出たら自分の身体に聞いてみる
では、適度な運動とはどの程度なのでしょうか
- 1日平均1万歩以上歩くことを目標に歩く
- 週2回以上、1回30分以上の息が少しはずむ程度の運動を習慣にする
- 週に30分程度の運動を5日間行う
- 有酸素運動を30分行う
上記のようなことをテレビや雑誌よく見かけます
ただこれは全世代の一般的な指標で、体力も日常生活も生活習慣も
みなさん違うので具体的な指標がではありません。
例えば、ラジオ体操を毎朝していても家に帰ってから横になって寝ている人と
ラジオ体操をした後に家事仕事をしている人では運動量は全く違います
ですから、わざわざ時間をとって運動をした運動量に日常生活で働いた運動量を
合わせて量が、一日の運動量になります。
そもそも人間は動物です、ですから動く(運動)する事でバランスが整えられる
ように出来ています。動かなければお腹も減らないし、睡眠も浅くなってきます
人間は動物である以上、動く事は最も大切なことですし生きていくための
基本です。
運動する量は、個人差があるのは当然ですし、患者さんの話を聞いていて、
身体は正直なので、運動や仕事が自分の体力や筋力に合っていなければ、
運動や仕事の最中か次の日には身体の異変が出てきます。
この異変のサインは、あなたがしている運動や仕事がオーバーワーク(使いすぎ)に
なっているサインです
理想の運動量は、使いすぎサインが出ない程度の運動から始めることを
お勧めいます。
使いすぎサインが出るまで頑張って運動しても、継続して運動ができなければ
意味がありません。いわゆる三日坊主でおしまいです。
ではどうしたらいいのか、それは1年間 毎日 継続できる運動量から
始めましょう!
初めは物足りない運動量ですが、毎日継続するのはたいへんです。
そして使い過ぎサインが、出なければ少しずつ運動量を上げていき
毎日継続するのが大切です。
使いすぎサインが出たら
- どの運動が身体に影響を与えたのか?
- 運動の負荷なのか?
- 運動の時間なのか?
自分の身体に聞いてみましょう
そして、おおよその見当がついたら
すべての運動を止めずに症状の出ない運動にまで抑えて継続しましょう。
ただ気を付ける点は、痛みなどの症状は「それ以上の運動は止めて」と
身体が言っているサインです。サインを無視することなく、無理をせずサインが
出ないレベルまで下げてた運動で継続しましょう。
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